バンダイスピリッツより発売されている、マクロスシリーズのVFのディフォルメアクションフィギュアシリーズ、タイニーセッション。
変形可能なディフォルメVFと、それに関連するキャラクターのディフォルメフィギュアが付属し、それぞれを絡めたディスプレイが可能なシリーズです。
今回は4月に発売された、マクロス7のファイヤーバルキリーとそのパイロット、熱気バサラのセットです。
ファイヤーバルキリーは一部パーツ差し替えでファイター・ガウォーク・バトロイドの三段変形が可能。
商品名 | タイニーセッション VF-19改ファイヤーバルキリーwith熱気バサラ |
メーカー | バンダイスピリッツ |
発売日 | 2024年04月26日 |
価格 | 5500円 |
箱
右下に窓が空いており、そこからバサラフィギュアが見えます。
ファイター
VF-19改 ファイヤーバルキリー(ファイターモード)
まずは戦闘機形態のファイターモードから。
ディフォルメ体型ながらも、戦闘機らしい流麗なフォルムがうまく表現されています。
素材は、全身ほぼABS製でかっちりした作り。
付属のスタンドを使い、浮かせた状態でディスプレイできます。
機首
キャノピーはクリアパーツで再現。
稲妻マークはシールで貼ります。
機体を上から見たところ
前進翼のフォルム。
変形機能を持ちつつも、機体中央の機首から後部にかけてのラインはなるべくなだらかになるよう工夫されています。
下から見たところ
バトロイドの脚部にあたる底部のインテーク部分も、シールを貼ります。
また、底部にはランチャーポッドが付きます。
熱気バサラ
マクロス7の主人公であり、ファイヤーバルキリーのパイロット。ギターをもったステージ衣装でフィギュア化。
約4cmほどのディフォルメフィギュア。
付属のジョイントに差し込み、スタンド等に立たせられます。
スタンドに、ファイヤーバルキリーとバサラを一緒に飾れます。
キャノピーを外したコクピットに立たせることも可能。
ガウォーク
ファイターからガウォークモードへの変形
まず脚部を伸ばし、その後小さな尾翼をたたみます。
上半身と下半身のロック(黄丸)を外し、下半身を下に向けます(青矢印)。
また、ヒザ下を曲げてガウォークらしい鳥足にします。
腕を左右に広げます。
この時、左右の腕はシールドで繋がっているので、まず右腕のシールド接続を外して広げます。
またこの後に腕の位置を整えます。
機首から繋がる2つのフレーム。
青丸で囲った部分が上半身と繋がっている背骨フレーム。
黃丸で囲ったのが、下半身に繋がる下半身フレーム。
2つのフレームがぴったり重なるようにします。
上半身を前に倒します。
ガウォークでは機首と胸パーツの接合部は、ツライチにはせず少しずらした感じのほうが設定画に近い感じになるんですかね。
後部にアンテナパーツを取り付けて変形完了。
ちなみにこのアンテナパーツはバトロイドの後頭部に付いているパーツ。
ガウォークモード
バルキリーの特徴的なガウォークモードもディフォルメ体型でしっかり再現されています。
形状的に自立はややさせにくいので、スタンドに浮かせて飾るのがメインになるでしょうか。
太もも中程に回転軸があるので、足をハの字に広げたポーズも可能です。
機首
バトロイド時と同様、腕の可動範囲は広いです。
この状態でもバサラを乗せられます。
バトロイド
ガウォークからバトロイドへの変形。
垂直尾翼と屋根パーツを外します。
上半身を起こし、脚に付いてる主翼を倒します。
主翼をくるんと回転し畳みます。
これにより、主翼がコンパクトに。
機首先端を下に折るように畳みます。
起こしていた上半身を背骨フレームごと倒します。
この時、機首先端部と胸の内側をジョイントで接続します。
下半身の変形
この状態ではまだ下半身フレームが露出した状態なので畳みます。
下半身フレームを畳んだところ。
横から見ると、全体のパーツの配置がNの字のような感じになっています。
頭部や背中パーツを取り付けて変形完了!
VF-19改 ファイヤーバルキリー(バトロイドモード)
人型形態のバトロイド。頭部アンテナのてっぺんまで全高約12cmほど。
昨今主流のやや等身の高いディフォルメ体型。格好良いスタイルです。
きちんと設定と比べたわけではないのでよくわからないのですが、差し替え部分を除く全体の変形機構は概ねリアル体型版の設定を踏襲したものになってるんでしょうか。
なかなか複雑な変形機構ですが、フレームを始めとした各部パーツはしっかりロックされているので、
パーツが外れたりもしにくく安定感あります。
上半身
やはりディフォルメなので、頭部が差し替えなのは仕方ないところ。
口付きの特徴的なフェイス。フェイスプレートやゴーグルの展開は再現されていません。
また、肩のスピーカーユニットも展開しません。
この画像だと、機首下側のパーツが完全に開ききっていませんが、いっぱいまで開いたほうが格好良いと思います。
胸の中央部と機首の間に空間が空いてるのがちょっと気になりますが、これもディフォルメなので仕方ないところ。
腕の可動は、主にボールジョイントを用いた関節でよく動きます。
肩付け根もスイングし、ここまで腕を内側向けられます。
替えの手首。
開き手が左右それぞれ付きます。
この開き手のボールジョイント接続部が太いのか取り付けがかなり固く、軟質パーツ製なのもありネジ切れる不安もあったのでヤスリでちょっとボール削りました。
この開き手の上にはバサラフィギュアをセットできます。
フィギュアを乗せられるためか、握りこぶしに比べるとかなり大きな開き手。
コクピット部分が上向きになっているのがわかる胴体。
設定でもこんな感じで、コクピット内部はシートとコンソールが水平になるように向き変わるんでしたっけ。
背中
設定ではバトロイド時はここから乗り降りするところ。
今後もしサウンドブースター出るのなら、この背中パーツが新規パーツになったりするのかな?
下半身
脚側面のミサイル展開は再現されていませんが、ハッチのモールドはあります。
下半身の可動。
膝は約90度曲がります。
コクピットブロックにくっついている主翼の端っこと干渉するので、太ももはちょっと上げづらいです。
足首の可動範囲は広く、接地性は良好。
この画像にも写っていますが、バトロイド時のスタンド接続は透明の補助パーツを用います。
ひざ立ちポーズもできます。
ポーズいろいろ
何年か前にセット商品で復刻されたプラモデルSDVF-1Jと。
こっちも変形再現されていて、昔の商品ながら良い出来。
今年放送30周年ということで、盛り上がりつつあるマクロス7。
個人的にもリアルタイムで日曜日の朝のTV放送やコロコロコミック等で接してプラモも買ったりしていたので好きな作品です。
当時のコロコロの記事で、SDタイプのファイヤーバルキリーの玩具(プラモ?)が紹介されてたんですけど、結局発売はされず残念だった記憶があります。
そんなわけでファイヤーバルキリーのディフォルメ玩具というのは自分の中では憧れの一体だったので、このタイニーセッションの発売決定した時は嬉しかったですね。
で、今回初めてタイニーセッションシリーズ買ったんですけど、想像していたより変形の差し替え箇所も少なくて、しっかり変形遊びを堪能できる作りになっていたのが良かったです。
最初に説明書を見ながら変形させた時はどこのパーツがどう動くのかわからず少し迷いましたが、一度一通り変形させるとパーツの動きも理解できて、
2回目以降は説明書無しでもサクッと変形できる様になりました。
ディフォルメタイプなのも相まって、気楽に遊べる一体だと思います。
また、付属のバサラフィギュアも、最初おまけ程度に思ってたんですけどこれがなかなか存在感のあるフィギュアで。ファイヤーバルキリーとの各種ディスプレイも色々試しがいがあって楽しかったです。
amazonの商品ページです。
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