1990年代にユタカより発売されたポケットヒーローシリーズ。彩色済みのミニフィギュアセットがメインのシリーズですが、
ミニフィギュアと連動して遊べる大型商品もいくつか存在しました。
今回はそんな大型商品の一つです。ネオバーチャルベース
3つのモードに変形可能な基地で、フィギュアや乗り物も付属し、基地玩具らしい発射遊びなどが可能な一品です。
今回は記事を二回に分けます。まずは各パーツやディフェンスモード、サーチモード編。
商品名 | ポケットヒーローシリーズ ウルトラマン倶楽部 ネオバーチャルベース |
メーカー | ユタカ |
発売日 | 1998年 |
価格 | 4,800円 |
箱・パーツ
箱。
ポケットヒーローシリーズのロゴが新タイプの頃の商品。
この商品の源流は、1990年代初頭にバンダイより発売されたウルトラマングラフィティのウルトラマンハウス。
ウルトラマンハウスはシルバニアファミリー的なファンシーハウスでしたが、シリーズ末期の頃に建物本体はほぼそのままに
SF男児玩具的なパトロールベースへとリデコ(リフォーム)されました。
そこから数年後ユタカからポケットヒーローシリーズの一つとしてパトロールベースがリカラーされてバーチャルベースとして発売。
さらに数年後、1998年にこのネオバーチャルベースとして再度リニューアルされました。
そのため、基地の主な仕様はパトロールベース、バーチャルベースと同一。付属の人形の種類や有無、基地の成型色などに変化があります。
箱後ろ
パーツ
基地本体。床と屋根になるパーツ。
ランナーパーツ
A・Bランナー。
元祖SDガンダムのバトルスクエア05 コマンドチャンバーのランナーが流用されているようです。
あと、ドアとシャッターのパーツ。
C・Dランナー
これはウルトラマンハウス時代から使用されてきた由緒正しき?ランナー。
Eランナー
同じランナーが2枚入ってます。
F・Gランナー
H・I・Jランナー
IとJランナーはなんとウルトラマンハウスより前のディフォルメクロスシリーズからの流用。↓の飛行機用のパーツ(+α)
とはいえ、ディフォルメクロスのランナーと比べると、タグやパーツナンバーの有無といった違いがあります。
ジェットビートルとウルトラホーク1号
こちらもディフォルメクロスからの流用。ランナー同様、グリップパーツの有無といった流用元との違いがあります。
カタパルト
2個付属。
カタパルトは輪ゴム動力で上に乗せたものを発射できます。輪ゴムのお陰で劣化しても交換が容易。
シール
シール枚数は多いです。
古い商品のためか、シールの粘着面がかなり弱かったです。曲面部分に貼るとだいたい剥がれてくる(汗)。
フィギュア・乗り物
フィギュアセット
ウルトラ兄弟3体vs怪獣3体の6体セット。
ポケットヒーローシリーズと同様のフィギュア。
箱寸法は別売りのフィギュアセットとほぼ同じ。名前が書かれた透明蓋も同じく。
画像のウルトラマンvs怪獣PART1とは、6体中4体まで内容が被ってます。
ウルトラマン・ウルトラセブン・ゾフィー
約4cmほどの彩色済みディフォルメフィギュア。
ガシャポンのウルトラファイティングシリーズと同形状のフィギュア。
金型流用なのかどうか不明ですが、ポケットヒーローのフィギュアはバンダイのガシャポンや食玩で発売されたものが転用されたのかな?と思わしき商品が多かったですね。
セブンはアイスラッガーを外して手に持たせられます。
怪獣軍団
バルタン星人、ゼットン、キングジョー
ジェットビートル
フィギュアを乗せられます。
ディフォルメクロスウルトラマン付属のジェットビートル(左)と
屋根の部分に付いていたグリップが今回のでは省略されています。
ウルトラホーク1号
シルバー成形で雰囲気出てます。こちらもディフォルメクロスに付属されていた乗り物で、グリップがあったであろう箇所が短くなってます。
飛行機2機はシールが特に剥がれやすいです。
α・β・γ号の分離が可能な優れもの。
ウルトラカー
ウルトラマンハウスからの付属乗り物で、飛行機と比べると可愛らしさが強いデザイン。
乗り物にはフィギュアが乗せられます。
ディフォルメクロスやウルトラマングラフィティは約6cmほどの大きさだったので、それより小さいポケットヒーローが乗ると、寸伸び感はありますね。特にビートル。
ミニアイテム 左からベーターカプセル、スプーン、ウルトラガン、カプセル怪獣のカプセル。
ディフォルメクロスのランナーに付いていたアイテムがそのまま付属。SD商品ながらマニアックなラインアップ。特にスプーン。
しかし、ポケットヒーローには持たせられません。
ディフェンスモード
ディフェンスモード
いよいよ基地本体。最初はディフェンスモードから。
床と屋根をそのまま結合した形態。3形態の中では一番コンパクトな姿です。
その名の通り、最も防御力の優れた形態。
正面にはコントロールセンターのシートが有り、フィギュアを乗せられます。
とはいえ、やはりこちらも元のパトロールベースそのままのサイズなので、乗り物同様寸伸び感はありますね。
コントロールベース下に出っ張りがあるせいでその奥のドアやガレージが開けられません。
コントロールセンターを外した所
ハウスでは元々バルコニーだった部分。
真上から見ると、ウルトラマンの顔を模した形状の建物というのが特徴的です。
この状態ではドアとガレージが開き車の発進遊びが出来ます。
また、ウルトラマンの目の部分が開き、見張台的な場所になります。
左目側はテレスコープルーム。
テレスコープ(望遠鏡)
目を開いた裏に取り付け。子供の頃はビルガモっぽい印象のパーツだったんですけど、今見比べるとそんな似てなかった。
テレスコープのクリアパーツは、ハウスではテレビのアンテナ?でした。
右目側はパラボラレーダー
赤いパーツはビーム砲ではなくレーダーのパーツ。
また、両目の内側の床部分はホロシールが貼られ、壁側にはディテールの描かれたシールを貼ります。
これらのパーツを取り付けた状態だと目は閉じられません。
サーチモード
サーチモード
本体の屋根と床を分離し、4本の支柱で接続した状態。3形態の中で最も高さのある形態。
床からコントロールセンターのシートてっぺんまで約25cmほどあります。
床と屋根が離れたことにより、基地内部にアクセスする基地遊びが可能に。見張り台も高い位置になって、サーチモードの名に恥じない姿に。
この形態より支柱やカタパルトが付きました。クリアのパーツなので近未来感UP。色的にもウルトラの国っぽい。
内部
ガレージにはウルトラカーが。後部にはカタパルトが付き、飛行機2機をセットできます。
中の黄色いパーツはテーブル。
やはりポケットヒーローシリーズにはやや高さのあるテーブル。
支柱に取り付ける地上レーダー。
ダイヤルはギア内臓で回転させることが出来ます。
支柱と屋根パーツは黄色いパーツでしっかりロックされます。
ただ、床側と支柱の接続がシンプルな差し込みなので外れやすい。持ち運ぶ時は分離させるか、床側を持って運ぶ必要があります。
カタパルト
見えやすいように屋根を外して撮ってます。
後部のスイッチを押すことで飛行機が押し出されスロープを下って発進。
カタパルトに掘られた溝が飛行機の車輪の寸法にピッタリ合っていて、予想以上にスムーズに転がってくれます。
カタパルトを外した床面。
床のディテールはシールではなく厚紙を挟んで表現されています。
ハウス時代はここにテレビや電話機、キッチンといった家具類が置けました。
床もタイル調だった。
この部分はカプセルベッド。
整備シーンっぽく
発進
天井を見上げるとモニター類が配されていて、これが実に格好良い。
今回はここまで。
次回はもう一つのモードアタックモードと、他の玩具との絡みなどをやっていきます。
コメント
ガンダムエースで企画されている宇宙世紀0140年代にサイド2のアメリア(後のザンスカール帝国)に実在したという雑誌の月刊モビルマシーンでガンダムF90FFの登場メカを紹介する企画の記事で書かれていた一番衝撃だったのは、サナリィにシャアの反乱以降の新規プロジェクトに消極的だったアナハイムを見切りをつけた元アナハイムのスタッフが多くなり、その中には、「Z計画」の主要メンバーやその弟子たちも含まれていてさらには、ティターンズの「TR計画」関係者やアクシズの亡命者もサナリィのメンバーになっていたのと今月号のガンダムエースの月刊モビルマシーンでアウターガンダムに出てきた東京の無人AI技術研究所をサナリィが買収していたのは、衝撃でした。
>匿名さん
こちらのブログでもコメントありがとうございます。
なんだか寄合所帯と化してきていますねサナリィ…。
Gの影忍とか出してたのもそのコーナーでしたっけ。昔の漫画関係全部拾うような勢いですね。
こういうのも単行本とか出たら嬉しいんですけどね~。