先月、ついに発売されたダイアクロンのクラウドアクロス。
昨年発売のグランドダイオンと合体し、ロボットベースGXとなる、超大型商品です。
合体編は次回で、今回はクラウドアクロス単体での記事です。
空中機動要塞として機能し、広いブリッジや各種格納庫、更にモードチェンジと、単体でも遊びがいのあるマシンとなっております。
商品名 | ダイアクロン DA-100 ロボットベース:空中機動要塞<クラウドアクロス> |
メーカー | タカラトミー |
発売日 | 2024年2月24日 |
価格 | 68,200円 |
箱
ちょっとした家電みたいな大きさの箱。グランドダイオンより大きい?
このクラウドアクロスで、復活ダイアクロンの商品ナンバリングが記念すべきNO.100に到達(商品の発売順が100周辺で一部前後していますが)。
第一号商品のダイアバトルスV2が2016年5月発売だったようなので、7年9ヶ月で100番到達というのはかなりなハイペースだと思います。
アクロス本体とフリーゾンビームキャノンGX、頭部。
スチロールのトレーにピッタリ収まっています。
小型ビークルや隊員、ロボットベースのロックパーツ等。
説明書類やスチールシート。
スチールシートをクラウドアクロスの各部に貼ることで、隊員フィギュアをその上に立たせられます。
空中機動要塞モード
クラウドアクロス 空中機動要塞モード
まずは空中機動要塞モードから。
横幅は60cm超え、前後幅も30cm近くある、超大型玩具。この状態でもう、撮影ブースが見切れてたりします。
平べったい形状で、左右にエンジン風のパーツ、後部にはスラスターが多数…と、空中要塞というのが良く表されているフォルムだと思います。
ロボットベース状態では中央ブロックが胸や頭、側面の部分が腕となります。構造的には結構シンプルなんですけど、なにせこのサイズなので取り回しが大変(笑)。
機体底部に4つのランディングギアがあり、これを使って接地させます。
ブリッジ部
クリアオレンジの大きな窓。
窓の展開
まず、中央の窓を手前側に倒し、その後左右の窓を観音開きにします。
屋根パーツ全体を上に起こすことで、内部がはっきりわかるようになります。
グランドダイオンより広いコクピット。スチールシートを貼る箇所も多く、多数の隊員フィギュアを立たせられます。
中央のコマンダーシート以外のシート6つは別パーツ化されており、位置や向きを変えることが出来ます。
ちなみに、各部にある柵パーツも取り外しできます。
屋根部分や左右のコンソール部等にはクリアパーツが効果的に使われており。上から光が当たることで光っているように見える効果があります。
付属の隊員フィギュアを座らせたところ。
隊員フィギュアは全6体付属。
フロントにはダイヤルがあり、
これを回転させるとコマンダーシートが上昇。連動して前側のコンソールが下に引っ込むのも楽しい構造。
このギミック、どちらかというとロボットベースGX状態でのギミックなんですけど、この単独状態でも機能します。
屋根パーツは完全に取り外すことも可能。屋根を外すことで、よりコクピット部にアクセスしやすくなります。
その時、画像の円で囲んだ部分を上に引き上げて外すのですが、このピンが結構差し込みが固くて外すのに力が要ります。
また、構造的に、できるだけ左右均等に外していかないとピンが折れたりヒンジの破損などの可能性も高いと思われるので、結構注意が必要な場所です。
屋根を外すとこんな感じ。
本体と屋根と頭部
パッケージの状態から本体に頭部を取り付ける時にはこの屋根を外してから取り付けるので、最低一度は屋根外しの作業は行う必要があります。
屋根を外すことで、コクピット後部のエレベーターが遊びやすくなります。
エレベーターには隊員一体が乗れます。柵も可動式でちゃんと開閉できます。
機体上部のダイヤルを画像の向きに回すことで、エレベーターは下降。
エレベーター可動時に、上部にアーム風の部品が可動しているのも、メカニカルな実感があります。
クラウドアクロス時では、エレベーターは地上への搭乗口となります。
ロボットベース状態では、クラウドアクロスとグランドダイオンの連絡部となります。
ガンナーブリッジ
一見ではロボットベースの顔が隠れているとは思えない、機体上部の副ブリッジ。
ガンナーブリッジ先端は取り外し、艦載機クラウドガンナーとなります。
機体後部
多数のスラスターが並ぶ後部。
このディテールの細かさ!
後部中央は格納庫となり、艦載機クラウドアークを格納。
クラウドアーク
小さめのビークルながら、6人搭乗可能な輸送シャトル機。
写真撮るの忘れてましたが、後部にクラウドガンナーが合体し、重攻戦機アークガンナーとなります。
設定では、無補給で一年間もの連続航行が可能という空中要塞、クラウドアクロス。
なので、人員の交代や物資の補給などはこの小型機を使って定期的に行われているのかな、なんて思ったり。
開閉はしませんが後部にはドア風のディテールが。
また、格納庫内側にもシャッターのディテールがあるので、格納したクラウドアークからエレベーター経由?でブリッジまでのルートも出来ているんでしょうね。
こうしてみるとクラウドアークは万が一の時の脱出用シャトルとしての役割もあるのだろうなと。
格納庫にはクラウドアーク以外のマシンも格納可能。
機体上部には、小型艦載機用のハンガーが内蔵されており、引き上げることが可能。
スライド式のフライトポートとの発進遊びも可能ですが、詳細は後述の空中空母モードの時に。
ランディングギア
回転させて展開するランディングギアで、ロボットベース時にはクラウドアクロスとグランドダイオンの接続部をロックするロックパーツとしての役割も。
空中用の機体ではありますが、スタンド類などはないので、浮かせたディスプレイなどは困難。
手に持って遊ぶには別に問題ないんですけど。
空中空母モード
空中空母モードへの変形
クラウドアクロスもう一つのモード、空中空母モードへの変形。
まずは、フライトポートと後部フリーゾンビームキャノンブロックの分離。
円で囲んだ部分がジョイントパーツでつながっているので、ここを外します。
これを忘れると、後述のフリーゾンキャノンを起こす時にジョイントの破損の恐れがあるので、忘れないように注意。
変形機構は主に左側で解説していますが、右側も同様の工程を行います。
フライトポートを前方にスライド。
ロボットベースで腕に当たる部分を開き、
フリーゾンキャノン部を起こします。
腕の位置を整えます。空中空母モードでは腕を真っ直ぐ向くように。
ちなみに空中機動要塞モードでは、腕は上腕を横に開いて肘を下に向けたような形になってます。
フロント部を展開。
ジョイントが露出します。
クラウドアークを接続。
クラウドアクロス 空中空母モード
空中空母モードに変形したクラウドアクロス。空中機動要塞モードとの違いとしては、フリーゾンキャノンが機体中央寄りに移動したことで左右フライトポートの発着を妨げないようになり、
空母モードの名の通りに機体の発着陸機能が強化された形態となりました。
機体のプロポーションとしては、左右の腕が真っすぐ伸びた状態になったことで左右幅が多少コンパクトに。
更に前部にはクラウドアークが付き、やや攻撃的な印象のフロントに変化。
クラウドアークの付いたフロント部。
丸軸ジョイント部の他、開いたフロント部が固定用のアームにもなるので、思った以上にしっかりと合体しています。
クラウドアークが付くと、クラウドアクロス本体の窓は開けられなくなります。
フリーゾンビームキャノンGX
空母モードの本領発揮
フライトポートギミック。艦載機の発進!
ポートを後ろにスライド
そうすると、ハンガーが露出し、引き上げられるようになります。
ハンガーを上に引き出したところ
ハンガーの床部分をスライド、ポートのターンテーブル部に接続。
艦載機も取り出せるようになります。艦載機は畳んだ状態で格納されます。
艦載機をハンガー床から外して、フライトポート上にセット。
ポートのターンテーブルを回転。艦載機を展開させることで、発進形態が整いました。
このターンテーブル回転が意外と重要で、このおかげでハンガー格納時に後ろ向いてた艦載機が前方を向くようになります。
もちろん左右の腕両方にこのギミックは搭載されています。
小型艦載機。左がジェット機タイプのスカイランサー。右がヘリタイプのヘリスカウト。
コクピット部は共通の造型で、パーツの違いで両機体の違いがうまく表現されています。
かなり小型の機体で、コクピットにも隊員はかなり窮屈そうに乗ります。
このハンガー内臓の肩の内部からブリッジ部への通路とかあったりするんですかね、このブリッジにある扉?とか繋がってそうな。
良く考えたら、肩のタービンの内側にハンガーがあるって結構無茶(笑)。まぁタービンじゃないのかもしれないし。
このハンガーは本当にコンパクトに出来ており、付属の艦載機ぐらいしかマシン格納は出来ません。
比較的小さいダイヤガードぐらいなら…?と試してみたもののこれでも大きい。
機体後部
クラウドアークが機体前方に移動したので、後部格納庫にもなにか入れられますね。
グランドダイオンと違って、クラウドアクロスにはメックモード的な形態の設定はないんですけど、
腕出した状態でそういうの勝手に作ってみても面白いかも。
ロボットベースの上半身だけで飛んでるような。
というわけで、クラウドアクロス、単体編でした。当然ながらこれだけでも遊び甲斐ありまくりです。
グランドダイオンに比べると艦載機や格納場所は少なめなので発進遊びはちょっと淋しいのですが、広いブリッジやターンテーブル式のフライトポートと、
この機体ならではの見どころもしっかり用意されていますね。
また、空中機動要塞と空中空母の2モード変形。変形機構としては結構シンプルなんですけど、なにせこの大サイズの機体なので、実物では意外と変化が大きくなる印象を受けます。
腕のクリック関節が、ここが動かすごとにもう、ガッキン、ガッキンと実に重い駆動音を奏でてくれて、でかいおもちゃで遊んでるなぁ…という実感が湧きます。
そして次回はいよいよグランドダイオンとの合体。ロボットベースGX編です。
合体させると当然単体状態を超える巨大なボリュームの超絶マシンに。
今回、試しに撮影用のブースに乗せたのですが、背景からはみ出て周り見切れまくるえらい状態になりました…。
なので、ブース拡張して写真撮りたいんですけど、どうすりゃいいか今考えてます。
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